第 20 回大会記念・全国高校野球 OB トーナメント
ブロック・東西日本大会 試合規則
公認野球規則・アマチュア野球内規・高校野球特別規則、ならびにマスターズ甲子園代表 OB 試合規則を原則とする。ただし、原則としてコールドゲームは適用しない。
①出場選手と出場チームについて
1)出場選手は元高校硬式野球部関係者(高校野球部部員、監督、部長、コーチ、マネージャーの OB・OG)であること。OB・OG とは高校野球部に一時期でも在籍したことのある者とする。
2)出場選手は大学野球(準硬式を含む)、社会人野球(企業・クラブチーム)の現役選手、ならびに現役のプロ野球関係者ではないこととする(日本学生野球憲章・アマチュア問答集に基づく)。女性選手の場合も同様とする。これらの OB・OG であるか、以下の場合については出場を認める。
①軟式野球の現役選手である場合。
②大学野球、社会人野球の関係者(監督・部長・コーチ・マネージャー)である場合。ただし選手兼任の場合は不可。
③大学野球、社会人野球の関係者で退部した場合には、その次年度からの出場を可とする。
3)代表 OB 試合に出場するチームは、主催団体である全国高校野球 OB クラブ連合に加
盟し、本連合理事会が承認した地方予選リーグ OB 校に限る。ただし選手個人につい
ては、地方予選リーグ、ブロック大会、東日本大会・西日本大会、甲子園大会の出場
メンバーが異なってもよい。
4)都道府県リーグから加盟 OB 校の単独 1 チームを選出する。
5)代表チームの選手数は最低 29 名でベンチ登録されることとする。その内訳は、34歳以下が 14 名以上、35 歳以上は 15 名以上で構成される。年齢については、地方予選大会の開催年(2023 年)の 4 月 1 日時点を基準とする。ただし、34 歳以下の選手の代わりに 35 歳以上の選手をもって充てることができる。その選手は 5 回以降も出場可能とする。
6)ベンチ登録者は、監督・部長・コーチ・代表者・マネージャーを含めて最大 50 名までとし、登録者は全員が試合に出場することができる。
7)現役の高校野球指導者・関係者(監督・責任教師など)が登録する場合には、「都道府県高野連届出書」に必要事項を個別に記入し、その地方の都道府県高等学校野球連盟に事前に提出すること。
②投手規定
1)34 歳以下のイニングでは 27 歳以上とする。
2)全て 2 イニング以内の登板とする(6 アウトではない)。なお、34 歳以下のチーム及び 35 歳以上のチームの両方で登板する場合でも通算 2 イニングとする。
③試合方法・時間
*ブロック大会はトーナメント戦として、東西日本大会は総当り戦とする。
1)9 イニング制、もしくは 2 時間(120 分)の時間制とし時間を優先し延長戦は行なわない。
例 1) 1 時間 50 分で 9 イニングが終わり同点の場合は延長戦は行なわず、タイブレイク方式を行なう。
2)4 回まで(又は 60 分を越えて新しいイニングに入らない)を 34 歳以下のチームで行ない、5 回から 9 回までを 35 歳以上のチームで行なう。5 回以降は新たに 1 番打者から試合を行なう。女性選手については、年齢に関わらず 35 歳以上のチームで登録する。
例 1) 3 回表の攻撃中に 60 分が経過した場合は 3 回裏の攻撃まで 34 歳以下のチームで試合を行ない、4 回から 35 歳以上のチームで試合を行なう。
例 2) 4 回裏の攻撃が終わって 60 分が経過しない場合であっても 5 回からは 35 歳以上のチームで試合を行なう。(60 分以降の使用時間は 35 歳以上の時間を使用するもので合計 2 時間(120 分)迄である。)
3)2 時間(120 分)を越えて新しいイニングに入らず、同点の場合はタイブレイク方式を行ない最終回の出場選手による無死一・二塁方式で勝敗を決定する(1 イニングのみ)。その際の打順は継続打順として、無死一・二塁の状態で行ない得点の多いチームを勝ちとする。この場合の走者は継続打順における先頭打者の前の打順のものが一塁走者、一塁走者の前の打順のものが二塁走者となる(タイブレイク方式でも同点の場合は最終出場選手 9 名が投手から順番に抽選を行なう)。
例 1)7 回表の攻撃中に 2 時間を経過した場合は後攻のチームが勝っている場合は 7回表を行ない 7 回裏の攻撃は行なわない。又、後攻のチームが負けている場合は 7 回裏の攻撃を行ない、逆転した場合はその時点で試合終了とする。
例 2)6 回・8 回であった場合も同様に行なう。
例 3)抽選方法は、印を付けてあるもの 9 個と、印を付けてないもの 9 個、合計 18個のくじを大会本部が用意して最終出場選手 9 名ずつ合計 18 名で行なう。又、くじを引く順番は先攻投手、後攻投手、先攻捕手、後攻捕手、の順番にくじを引き最後の選手が引き終わってから全員でくじをあける。
④DH制
34 歳以下、35 歳以上のそれぞれについて、DH制の採用を各チームが決定すること
ができる。
⑤試合球
マスターズ甲子園実行委員会公認硬式試合球を使用する。
⑥バット
マスターズ甲子園実行委員会が承認する硬式用金属バットを使用する。
木製バットの使用も可とする。
⑦用具・ユニフォーム・その他
1)硬式野球用具を使用すること。用具は全てチームで持参すること。
2)チームで統一された上下野球ユニフォーム(可能な限り母校ユニフォームと同様のもの)を着用し、着帽のこと。ただし、世代によるユニフォームの違いは問わない
(例:統廃合などで学校名が変更になった高校など)。ロングパンツの着用は禁止とし、ストッキングを見せるように着用すること。なお、背番号は試合出場メンバー全員が、ベースコーチも含め着用すること。背番号の重複は認めない。
3)金属スパイクの使用は認める。スパイクの表面は黒・白の一色とする。
4)試合中、打者・走者及びベースコーチは必ず両耳ヘルメットを着用すること。
5)リストバンドとサングラスの着用は禁止する。ただし、けが等の身体上の理由により着用が必要な場合には、事前に予選大会幹事に申し出を行ない、許可を得ること。
特別規則:勝敗の決定方法について(総当り戦の場合)
1)勝率が同じの場合は得失点差により勝者を決定する(タイブレイク方式の得失点は入れない)。得失点差の計算方法は以下の計算式により行なう。
計算式:(得点÷攻撃イニング)-(失点÷守備イニング)
上記でも同点の場合は(得点÷攻撃イニング)の大きいチームを勝者とする。
試合運営及び注意事項
1)各大会本部にて記録係りが開始時間を厳正に管理・記録し、当該チームに開始時間
を告げる。
2)攻守の決定と先発オーダーの提出は、大会本部に第 1 試合のチームは試合開始 30 分前に、2 試合目以降のチームは前の試合の 34 歳以下のチームのイニングが終了した時点の提出を原則とし、試合の進行状況により判断する。
3)先発投手のブルペンでの投球練習は攻守の決定後とする。
4)シートノックは各大会・各チームの任意とし、天候及び試合進行状況を見ながら判断し、行なう場合は 7 分間とする。
5)選手の交代は審判を通さずに直接大会本部(記録)及び相手チームに申告する