立命館大学 海老久美子先生 来金農

立命館大学 スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科 教授の海老久美子さんにお越しいただいて、「高校硬式野球栄養セミナー」を実施しました。

海老先生は高校球児を中心とするジュニアアスリートたちへの栄養サポートプロジェクトに取り組んでいて、著書に『野球食』『女子部活食』など多数あり、高野連の理事として高校野球200年構想の育成事業にも携わっています。

海老先生には事前打ち合わせの後に、学校見学をしていただき、農場や食堂、各学科での生徒の活動状況を説明させていただきました。私たちにとっては普段見ている何気ない風景ですが、農業や金農の素晴らしさを海老先生の口から伝えていただき、OBOGとしても誇らしく、気づきが多い時間となりました。

海老久美子教授のプロフィール

学校見学とセミナーには秋田県の公認スポーツ栄養士、4名の内2名の方も参加していただきました。

<セミナーテーマ:高校生として毎日の食事でできること>
・栄養の基本
・水分補給
・食事の基本

初日は2,3年生の保護者
2日目はAM1年生保護者、PM現役1年生。

選手の健全な成長と競技力の向上のための栄養補給についてとても勉強になりました。

高校野球の部活動の特徴は、
試合時間が定まらず、たくさん道具を使い、やることが多く、選手の拘束時間が長いという点にあります。時間が足りず、十分な睡眠と食事の時間がとりにくく、高校球児はエネルギー不足に陥りやすいそうです。

資料の中で驚いたのは、高校野球選手のエネルギー消費量が、プロサッカー選手よりも多いこと。練習長すぎ。。。。高校野球の選手は、しっかりと休息と栄養を摂ることが大事になります。

また、食事からも選手の自立が促進されることを教えていただきました。

金足農業野球部は「主体性を育む」方向性にシフトしました。自分が必要な食材を自分で理解して責任もって食べる。毎日摂る食事からも主体性を発揮して、成長して欲しいです。

今回の食育のなかで、海老先生と選手(1年生)と約束したことが下記になります。究極は自分で弁当を詰めてもってくることですが、最低限でも

・お弁当に蓋をする/箸を入れる/クロスする
・帰宅して弁当を開けて台所に出す

自分で「やる」と決めたことなので、最後まで責任もってやりましょう。

自分が出来る事は自分でやる!自立の一歩!

変わるぞ金農!!