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【備忘録】2023年 マスターズ甲子園

甲子園にいってきました

マスターズ甲子園の概要と挑戦の裏舞台

•マスターズ甲子園とは

一言で言うと、「日本一贅沢な草野球大会」です。今年で20回目を迎え、全国高校野球OB連合会には、現在、43都道府県716校が加盟しています。秋田県は2016年に南高校が加盟し、現在は14校まで拡大。出場枠がある年の秋田予選を勝ち抜くと、甲子園へ出場できます。県勢としては、2021年の能代が初めて甲子園の土を踏み、山田久志さんがマウンドに立ちました。

•金農マスターズ結成の経緯

OG菅原有紀子(旧姓鈴木)から「マスターズ甲子園行やりましょうよ」と相談があり、2017年2月の嶋崎前監督を囲む会で学校長他、関係者の承認を貰い、産声を上げました。その時の旗印が「嶋崎監督を(選手で!?)甲子園へ連れて行こう」でした。

•甲子園予選開催までの裏舞台

甲子園へ行くためには県で8チーム以上の加盟が必要でした。当時は南高と金農の2校だけで、拡大の為に、南高の松田さんやボールパーク秋田の藤田さんと協力しながら、2017年に交流戦をスタート。私は「旧制中学」担当として各校への声掛けや、マスターズにゆかりの深い角館OBの柳葉敏郎さんに始球式をお願いするなど、様々なアプローチをしました。
交流戦から5年で12校が揃い、2021年に念願の甲子園予選を開催できました。 秋高が8校目に加盟したときは嬉しかったなあ。

交流戦と予選トーナメントの苦闘と奮闘

•金農マスターズこれまでの戦績

加盟校拡大を目的にした交流戦ですが、最初に南高に勝って以降、3大会連続で1回戦負け。2021年の甲子園予選では、社会人経験者や甲子園経験組を招集したものの、優勝した能代に1回戦負け。勝ち方を見失い、甲子園は遥か遠くにありました。

•2023年甲子園予選トーナメントの様子

相変わらず人集めに苦労し、特に期待もしてなかった今年の甲子園予選ですが、1回戦の新屋さんに6年振りの勝利で波に乗り、秋田工、鷹巣農林を撃破。決勝は角館。甲子園出場にどこよりも想いが強く、大差での敗戦を覚悟しましたが、タイブレークに持ち込み、3点先制されたものの、最後は劇的なヒットとヘッドスライディングでサヨナラ勝ちを収めました。

夢の舞台までの準備段取り

•勝ったものの。。。

大会までの三カ月間で、選手の募集、書類の提出、費用の支払いがあり、不安がのしかかってきました。選手募集は、発足と同時に整備した学年幹事に協力を仰ぎ、OGマネ3名を含めて目標の50名がすぐに集まりました。大会パンフレット用の、帽子とユニホームが無い!と締切りの直前に打ち上げられるなど50名の統制が本当に大変でしたが、提出物は言い出しっぺの有紀子が完璧な対応をして、また、心配だった参加費50万円と前夜祭の費用はOBOG会が寄付を募り捻出。令和2年の夏の大会が中止になった2名を招待してくれるなど、個人負担を最小限にすることができました。

いざ出陣、再びの夢舞台甲子園へ

•前夜祭と決起集会で気分は最高潮

大会前日に参加校が集まる前夜祭で、金農マスターズは最多36名の参加人数と、壇上からは、嶋崎前監督の、この日最長の「意気込みスピーチ」で、他校を圧倒しました。また、決起集会には金農関係者58名が集まり、金農ここにあり!と帰属意識を高めることができました。

•攻守交替のシナリオ作り

マスターズ甲子園は1時間半の試合時間で最大50名の出場が可能です。「若手に譲るよ」と出場を遠慮するメンバーもいましたが、来た以上は全員出したいのが親心。その結果、攻守交替のシナリオ作りが大変で、貢献度の高い選手は長く出したいし、でも、ベテランも出したいし。当日の朝方になってようやく完成。嶋崎監督は1番DH。

•11月11日、当日の集合から入場行進

6時45分に5号門付近に集合。久しぶりのユニホーム姿に照れと、憧れの甲子園球場前にみなさん緊張気味。一般の人から「金農旋風みてました」と、撮影を求められる選手もいて、誇らしく思いました。係員に誘導されて、入場門から暗い通路を歩いていくと、前方にはレフトスタンドが広がっています。徐々に芝生が現れ、電光掲示板を見た瞬間、鳥肌でした。
一旦、スタンドで待機し、各自が笑顔の記念撮影を横目に私は、マグネットボードを見ながら選手交替の復習。
入場行進前に球場外へ移動。そこにはプラカードガールの西宮高校OG。そういえば39年前も照れながら皆で写真を撮ったことを思い出しつつ整列。
8時、ファンファーレが鳴り、大会行進曲と「栄冠は君に輝く」は当時と同じ。現実と過去が交差し、「ふあふあ」した不思議な感覚が広がりました。佐々木大治さんの遺影を持つ同級生、それぞれが自身の想いを、胸に抱きながらの行進となりました。

•試合前練習からいよいよ夢の舞台へ

11時から、狭い室内練習場で、場所を見つけながらウォーイングアップ。みんな真剣です。前の試合が終了と同時に球場入りしましたが、シートノックが無いので試合までは、ベンチ前で身体を動かしたり、ベンチに座って談笑したり、みんないい笑顔でした。
11時50分、審判の号令で整列。球審のプレイボールとサイレンが鳴り、いよいよ、夢の舞台の始まりです。応援曲も流れ、ボランティア応援団による声援があり、まさに甲子園。選手の体形は大きく変わってますが、気持ちは高校の時と変わらず、フルスイングと全力疾走。過去に予選で負けた選手、甲子園はベンチだった選手、再びグランドに立った選手。好プレーあり、エラーあり、暴走あり、ベンチではヤジと笑い声が最後まで途切れず、全員が笑顔で駆け回り最高に楽しみました。

•同級生を出し忘れ。。。

最終回、自分自身の出場に気が回り、同級生の佐藤俊樹を審判に告げるのを忘れる大失態。すぐ気が付いてくれて、事なきを得ましたが、選手全員を出し切る私のミッションは先輩のフォローのお陰でやり切ることが出来ました。

おわりに

•甲子園ロスの中、ふたたび

「マスターズ甲子園に行きましょうよ」で始まった金農マスターズでしたが、実際の甲子園は、おじさん達を楽しませるために運営のボランティアさんが段取り良く動いてくれて、試合後、全員にヒーローインタビューの舞台が用意さるなど、おもてなしの精神がいっぱいの素晴らしい大会でした。試合終了の瞬間に肩の荷がおりましたが、出場メンバーからの喜びの言葉と、後から送られてくる写真の笑顔を見て、また、行きたいなあと、思い始めた今日この頃。39年前同様、沢山の宝物を頂いたマスターズ甲子園でした。

金農マスターズ倶楽部代表兼OBOG副会長
S59年度卒 長谷川寿

金農マスターズ倶楽部

2023 マスターズ甲子園本選

2023マスターズ甲子園出場 寄付状況

会社名お名前
寄付A株式会社 矢留測量設計代表取締役
熊谷精孝 様
寄付B株式会社 セコー代表取締役社長
加藤正之 様"
寄付B株式会社 サン中央ホーム代表取締会長
工藤祐政 様
寄付C株式会社 丸茂組代表取締役
小松正人 様
寄付C株式会社 アイセス取締役会長
齊藤健悦 様
寄付C伸栄伝導機工 株式会社代表取締役
浅沼泉 様
寄付C株式会社 秋田中央機工代表取締役
三浦正義 様
寄付Cむつみ造園土木 株式会社代表取締役
佐々木創太 様
寄付C株式会社 ウェンティ•ジャパン代表取締役社長
佐藤裕之 様
寄付C株式会社 光風舎 竹半スポーツ代表取締役社長
横田敦 様
寄付C焼肉 南大門佐々木照男 様
寄付D
・・・
有限会社 中央ギフト商会代表取締役
藤田卓 様
寄付D
・・
株式会社 秋田中央機工代表取締役
三浦正義 様
寄付D金農東京同窓会有志の皆様

本大会情報&注意事項

大会本部からの注意事項

資料1 審判員から監督へのお願い

資料2 マスターズ甲子園2023(第20回記念大会)プログラム代表OB試合規則

資料3-① DH(指名打者)に関する注意事項

資料3-② 代表OB試合で注意していただきたいこと

資料6-① 開会式(入場行進)参加の各代表校のみなさま

費用イメージ

ToDoリスト

前日と当日の時間割

11/10(金)17:45~ 『集合』
ホテルヒューイット甲子園

11/10(金)18:00~ 『前夜祭』
@ホテルヒューイット甲子園

11/10(金)20:15~ 『金農決起集会』
トラキチ

11/11(土)06:45  『集合』
@甲子園5号門

11/11(土)08:00~ 『開会式』

11/11(土)11:50~ 第三試合 vs日大藤沢

試合前日と当日のイメージ(2019年大会前日と当日)

金農マスターズ倶楽部

詳細スケジュール

11月10日(金)
★総会菅原有紀子事務局13:00-16:00
★監督者会議菅原事務局
長谷川副会長
16:30-17:30
★前夜祭集合17:40
ホテル2階エレベータ横
18:00-20:00
★決起集会 20:30-22:30
11月11日(土)
★集合(金農メンバー)甲子園5号門6:45
★集合(全チーム)甲子園2号門→アルプス→待機7:00
★移動アルプス→2号門7:30
★開会式注意事項8:00-8:25
★スタメン表提出長谷川(6号門大会本部)9:50
★集合(試合に参加の人)スタンド待機図10:20
★対戦相手と顔合わせ3塁側アルプス
※スタメン表交換
10:30
★記念撮影 10:40-11:00
★室内練習スパイクNG、ノックはマウンド側11:00-11:20
★グランド入場待機・内トリでスパイク履き替え
・前試合終了5分前の先発ブルペン
11:30
★グランド入場・荷物をベンチかカメラ席へ
・天然芝には入らない
・前チームが退場後にキャッチボール(人工芝の上のみ)
11:40
★試合ベンチとカメラマン席を使用11:50-13:20
★試合終了5分前・出場した人はスパイク履き替え
・荷物整理し出る準備
13:15
★インタビューインタビューブース11:30
★ストレッチ1塁側ロッカールーム13:50
★試合後記念撮影甲子園7,8号門14:10
★解散 14:20
★集合(解散式)甲子園5号門14:30
★親子キャッチボール(集合)参加者一覧
甲子園2号門・実施位置
11/11 15:20-15:50
★親子キャッチボール 11/11 16:50-17:00

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